医療機関以外での医師の働き方

キャリアを積むことでできる仕事が広がる

医師免許は医学部を出て国家試験に合格をすればすぐに取得ができるというわけではありません。
まずは研修医として病院勤務をすることになるので、そこで自分の専門を決めてそれぞれの診療科での医師としてのキャリアをスタートさせます。

診療科にもさまざまなものがあり、大病院になるほど選ぶことができる専門も増えていきますがそこで何を選ぶかによってその先のキャリアも大きく変わっていくことになります。

医師としてのキャリアの中でも内科など総合診療ができる科での仕事を続けていくことで、医療機関以外の仕事への転職がしやすくなるというメリットがあります。
専門的な診療科でのキャリアはそのまま大学病院や地域の基幹病院など専門医療を行う仕事へつながりますので、どういった方向で医師としての仕事をしていきたいかということを考えて進路を選ぶのがよいと言えます。

医療機関以外でできる医師の仕事

医療機関以外で医師免許を生かすことができる仕事として、産業医や製薬会社での研究員といったものがあります。
中でも産業医の仕事は近年ニーズが高まっている仕事の一つです。
義務というわけではありませんが、大きな企業においては従業員の健康維持のための福利厚生として産業医として医師免許を置く企業が増加しています。

産業医の仕事は企業内医務室に勤務をして、従業員の病気やケガなどに対応をしていくということが主な業務となります。
近年増えているのが従業員の精神面での対応で、健康に大きく影響のある就業環境にないかということなどを医療面からサポートしていきます。

民間企業に医師として勤務をする最大のメリットは、病院に比べて勤務時間が安定しており土日などに安定して休みをとることができるということです。
もし医師としての仕事をしていく上で時間的拘束が継続して仕事をしていくためのネックになるなら、そうした産業医など民間企業での仕事を目指すというのがよい方法と言えます。

ただしそうした産業医としての仕事は一つの企業に医師が一名といったこともよくあるので、医学部を出たばかりの新人が採用されるということはまずありません。
長年医師として勤務実績を積んできた人が優先して採用されるため、まずはしっかりと医療機関での実績を積むことでそこから新しいキャリアを目指していくということができます。