歯科医師の仕事

歯科医師の仕事と主な勤務先

歯科医師の仕事は言うまでもなく歯科医院において訪れる患者さんの歯に関する病状の治療をすることです。
日本においては通常の医療関連の業務と歯科関連業務は完全に別のものという制度が取られているので、歯科医になるためには医学部とは別の歯学部に通い、そこで必要な課程を経たあとに歯科医師国家試験を受験することになります。

通常医師資格を持った人は病院もしくは診療所に勤務することになりますが、歯科医師の場合はほとんどが自身が院長となる歯科診療所を開設します。
歯学部を卒業したばかりの新人歯科医師はいずれかの歯科医院に勤務して助手的な業務をすることもありますが、基本的には数年のキャリアを積んだ後に自身が院長になって開院するというルートが取られます。

しかしながらそうしたルートはここ10年くらいで急に安定的なものではなくなっており、せっかく歯科医師免許を取得して数年の実務経験も得たのになかなか開業のチャンスがつかめないというようなことも増えてきています。

これは少子化により新たな顧客が増える見込みが少なくなってしまったということに加え、既に開院している歯科医院の数が増えすぎてしまったために新たに開院しても患者を多く確保できなくなってしまったということが関係しています。

歯科医師としての適性とは

歯科医師としての業務のメインになるのは患者さんの歯の治療です。
しかしながら、現在のように歯科医あまりの状態が長く続くようになってしまった現代ではそうした歯科本来の診療のみでは収益を確保することができません。

そのためこれから歯科医として仕事をしていく場合には単純な歯科診療ではなく他に医院として運営していくことができる何らかの特性を持たせる必要が出てきます。

中でも注目されているのが「審美歯科」とされている美容面での歯科診療で、歯並びの矯正やホワイトニングといったことをしていくことで通常の診療を受ける人とは違った患者さんを集めることができるようになります。

歯並びの矯正やホワイトニングといったことは病気の治療ではない自由診療として扱われることになってしまいますが、高額の費用がかかるにしても行いたいと思う人のニーズは大変に高いものとなっているのでより適切な技術力を提供することができればかなり歯科医院としての収益につなげることができます。

現在の就職状況と展望

前述のように現在の歯科医師をとりまく状況は大変に厳しく、これまでのように診療報酬だのみの運営をしていくだけでは到底歯科医院を続けていくことはできません。
そのためこれから歯科医師を目指す人などにとっては、いかにして他の歯科医院と異なる魅力的な診療内容を提供できるかということがポイントになってきます。

審美歯科の他にもインプラントなど新しい歯科の技術はどんどん登場してきているので、そうした新しい技術にどこまで対応していくことができるかということも歯科医師としての重要なスキルです。

審美歯科の他にも現在では訪問歯科といった仕事にも注目が集まってきており、従来のような方法にとらわれないような勤務方法に対応できるかどうかが問われています。